ろきろぐ

NFT、投資、テクノロジー、農業等を書きなぐるチラシの裏

Pythonではじめる機械学習 [part.2]

今日も今日とて昨日の続きです. www.oreilly.co.jp

k-最近傍法

本日はk-最近傍法について.

k-最近傍法の識別器を使い,forgeデータを識別してみる.

kNeighborClassifierをsklearnで呼び出し,1最近傍法,3最近傍法,9最近傍法で 分類した場合の違いを確認する.

import mglearn
import matplotlib.pyplot as plt
from sklearn.model_selection import train_test_split
from sklearn.neighbors import KNeighborsClassifier

X, y = mglearn.datasets.make_forge()

# データセットを分割
X_train, X_test, y_train, y_test = train_test_split(X, y, random_state=0)

# 識別器の生成
clf = KNeighborsClassifier(n_neighbors=3)

# 識別器の訓練
clf.fit(X_train, y_train)

# KNeighborsClassifierの解析
fig, axes = plt.subplots(1, 3, figsize=(10, 3))

for n_neighbors, ax in zip([1, 3, 9], axes):
    clf = KNeighborsClassifier(n_neighbors=n_neighbors).fit(X, y)
    mglearn.plots.plot_2d_separator(clf, X, fill=True, eps=0.5, ax=ax, alpha=.4)
    mglearn.discrete_scatter(X[:, 0], X[:, 1], y, ax=ax)
    ax.set_title("{} neighbors(s)".format(n_neighbors))
    ax.set_xlabel("feature 0")
    ax.set_ylabel("feature 1")
axes[0].legend(loc=3)


# 結果表示
print("Test set predictions:{}".format(clf.predict(X_test)))
print("Test set accuracy:{:.2f}".format(clf.score(X_test, y_test)))

# 判例
plt.legend(["Class 0", "Class 1"], loc=4)
plt.xlabel("First feature")
plt.ylabel("Second feature")
print("X.shape: {}".format(X.shape))

# グラフ化
mglearn.plots.plot_knn_classification(n_neighbors=3)
plt.plot()
plt.savefig("image.png")

plt.show()

結果は以下.
f:id:roki_ex:20180927013120p:plain

これにより,近傍数による違いがわかる. つまり,k-最近傍法では,

  • 近傍数が小さいほど訓練データに近い決定境界[細かい]

  • 近傍数が大きいほど訓練データを滑らかにした決定境界[荒い]

ということができるわけだ.



これらから,k-最近傍法は下記が言える.

メリット:了解性が高い

最も距離が近いクラスとして分類するため,理解が容易

デメリット:速度が遅い&疎なデータの性能が悪い

属性数が多くなると決定境界を判断するために,計算量が多くなる

ただ,デメリットが大きいため基本の分類手法だが,使っている人は少ないとのこと.

なるほど.



ちなみに,

mglearn.plots.plot_2d_separator(clf, X, fill=True, eps=0.5, ax=ax, alpha=.4)

この箇所の意味がイマイチわかってない・・・

では.

季節の変わり目にヤル気が出る&Pythonではじめる機械学習[part.1]

100日間を振り返って

 

前回のブログで本気出す,と言いつつ何の音沙汰もなかったが,どうだったかというと,,,

 

 

続いてませんでしたorz

 

本を買って読み始めて読み終わらずに満足することってアルヨネ〜

反省... 

 

というわけで改めて勉強を復活しようと思う.

ただ続けても前回と同じく挫折するので,目標を決めて続けていこうと思う.

 

目標1:1〜2日に1度はブログ更新

目標2:決めた本を最後までやりきる

(1冊/月でやりたいが,厳しそうなので始めは1冊/2ヶ月を目標に)

 

1冊目はこの本.

300ページなので1日10ページ.(そう考えるとイケそう)

※今更だけどML,Python初心者には丁度いいハズ

www.oreilly.co.jp

 

今日の学習内容

とりあえず2章に入ったので,今日やったことのおさらい.

k-最近傍法(k-NN)

テストデータの最も近い点のクラスに分類.最も近い複数の値の多数決でクラスを分類することもある.

 

import mglearn
import matplotlib.pyplot as plt

X, y = mglearn.datasets.make_forge()

# データセットをプロット
mglearn.discrete_scatter(X[:, 0], X[:, 1], y)

# 判例
plt.legend(["Class 0", "Class 1"], loc=4)
plt.xlabel("First feature")
plt.ylabel("Second feature")
print("X.shape: {}".format(X.shape))

mglearn.plots.plot_knn_classification(n_neighbors=3)
plt.plot()
plt.savefig("image.png")

こう書くだけで,データセットの3近傍法が使える. 図はこんな感じで表示される.

f:id:roki_ex:20180926005856p:plain

今日はこんなところで.

では!

ちょっと本気で頑張ってみようと思う

 

ブログをサボって気が付けば,ちょうど2年.

サボってというかほとんど続かなかったが (笑)

 

この2年に色々あったが,ブログを再開しようと思う.

 

理由はいたって簡単だ.

 

「最近頑張ってこなかった自分が頑張ったらどれだけ成長できるか」

を示したい.

 

もしかすると,すぐに挫折して終わるかもしれない.

その場合はその程度の人間だったってことだ.

 

「ちょっと」本気とか言っている時点で予防線張りまくりなのはご容赦願いたい.

 

とりあえず頑張る項目は下記の4つ

 

なんか1つガッツリ趣味が混じっているのは気にしない^^

 

アウトプットはここに残していければと思う.

 

自分はそろそろ中堅どころの社会人だが,かのエライ人は言っていた.

新しいことを始めるには,,,

 

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【Tech】DIGITAL DIVIERZで感じた新たな価値観と高尚なイミフ体験

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今年も梅雨入りですね、梅雨入りすると何故か梅酒を造りたくなりますね。

ろきです。

 

すっかりブログを放ったらかしていました。。。

 

 

またここから定期的に書いていきますよ。

というわけで、今回は以前の記事で紹介した「DIGITAL DIVERZ」に行ってきたので紹介をします。

 

 

5月某日16時頃。知り合いと原宿で待ち合わせて、いざ向かうはGalaxy Gingakei!

 名前からして近未来感が溢れてますね(きっと)。

 

会場に到着したら促されるままに名前を記入しようとすると、前に名前を書いていた人はみんなカタカナで書いてるんですよね。

早くもアート業界の洗礼を全身に受けつつも、その辺の人間を一緒にするんじゃねぇと思いながら名前を記入しました。

 

もちろん、カタカナで。

 

中は小奇麗なクラブハウスという感じ。

入って直ぐの机に「Take Free」と書かれた紙が張られていたので、チラシかな、と思ったら、ジュースとビール。

 

 

ん?

 

f:id:roki_ex:20160615011520j:plain

 

どうやらこういうオシャレなイベントでは、アルコールが提供されるそうです。

こちらが提供したものと言えばカタカナの本名なのに、イベントの参加+ビールを貰えるなんてこんな上手い話があるはずがない!

とか数ミリ秒考えましたが、速攻でビールを掴みその場で乾杯。しかも微妙にぬるい。

 

いい感じになったところで、

ここからは見た作品の中で印象に残ったものを紹介していきます。

 

次世代の漫画 I
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スマホで漫画を読むと自ずと上から下へスライドさせていくが、その常識を逆手に取って、「スマホ×漫画」の読み方を変えた作品。

 

どうやら今でも作品自体は見れるそうなので、乗せておきます。

 

  1. マンボウの書:(デバイスの特性を生かした漫画)

    http://hackist.jp/UNDER/fm/01_manbou/


  2. ガラスの椅子:(WEBならではの時間操作や演出を組み合わせた立地WEB漫画)

    http://hackist.jp/UNDER/fm/02_glass/


今回の作品で一番驚きを感じたのが、これ。

 

 

Pechat
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ぬいぐるみにアタッチメントとして取り付けることで、あたかもぬいぐるみが喋っているように見せるアイテム。

 

技術自体は難しくなく、

スマホのアプリで文字を入力

・入力された情報を近距離無線通信(確かBluetooth)で伝達

自然言語処理をかませてボタン型スピーカーから発声

みたいになっていると思われます。

 

ただ、このアイテム何が凄いかというと、入力した文章がきちっと文に聞こえる、ということです。

いや、当たり前なんですが、例えば

「きょうのばんごはんはカレーライスです」と入力すると、人なら、

「今日の 晩ご飯は カレーライス です」というように理解するが、コンピュータでこの所謂“文節”を区切り、文節に合わせて発声させる、というのは中々難しいんです。

 

それをこのアイテムはかなり流暢に発声していました。

これなら商品かできるんじゃね?とか思っていると、既になっていました(笑

 

いくらするか不明ですが、数千円程度ならプレゼントとかにいいかもしれませんね。

 

https://www.youtube.com/watch?v=z98-KGMeJ5I


Pechat | すべてのぬいぐるみを、おしゃべりに。

 

別世鏡
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最後に紹介するのは、体験型作品です。

説明者のお姉さんいわく、「自分がキャラクターに成り代わって漫画からリアルへ、リアルから漫画へ次元の境が曖昧になっていく体験をしてほしい」とのコンセプトで創られたようです。

 

まずは漫画を渡され、読むように言われます。

「人生には1度だけ、別の世界へ通じる扉が姿を表す時がある。その扉に自らを映し出せばー」という内容で書かれていて、最後のコマは真っ黒になっており伏せられています。

 

その状態で体験室に導かれます。

 

体験室では、占い師の部屋のような道具が散りばめられており、目の前には鏡(実際はスクリーン)がおかれています。しばらくするとそのスクリーンに女の子が映りますが、この子は自分の動作を真似て動きます。

こちらが右手を振れば女の子も右手を振り、首を傾げれば女の子も首をかしげます。

そして…

 

具体的にどんな体験なのかは、動画がありました。

 


[Live2D_2016] Live2Dインスタレーション作品「別世鏡(べつせかがみ)」

 

 

ただ、この作品、正直、自分には高尚すぎてイミフでした。。。笑

漫画のストーリーと実際の体験をリンクさせることで、2次元と3次元の境を曖昧にし、自分が漫画で描かれなかった1コマを体験する、というものと思いますが、

体験室での導入部分が短く、没入感がないため、なかなか主人公(女の子)に成り代われませんでした(笑

 

 

あとは、雪かきをすればカロリー計算ができるアプリやスマホに書いた絵をFAXのように転送するアプリ+デバイスのサービスがあり、面白そうなものからこれはかなりいらないな、というものもありました。

 

そんな感じですが、やはりプロトタイプとして実際に作って動かしてみるってのは大切ですね。実際に作って使ってもらわないと良いところも悪いところもわかりませんしね。

 

またこういうイベントがあったら行ってレポしてみたいですね。

 

それでは、おしまい。

 

 

 

IWF2016 備忘録②〜TALK SESSION編その2〜

こんばんは、ろきです。
 
 
テレビに繋いでいるHDDがぶっ壊れたせいで今期のアニメは何一つ観れていないので色んな人にオススメを聞いたところ、
 
・甲鉄城のカバネリ
・クロムクロ
 
の3つがオススメらしいです。ちょっとスタッフ陣を観てみたところ、
 
カバネリは、ノイタミナ×荒木監督進撃の巨人)×WTISTADIO進撃の巨人)という組み合わせなので、面白いはず!
ジョーカー・ゲームは、脚本/シリーズ構成が岸本卓さん(前期は僕だけがいない街でシリーズ構成/脚本)×Production.I.G なのでこれも面白いはず!!
クロムクロはP.A.WORKSなのでこれもこれも面白いはず!!!
 
ということで、今期何が面白いかよくわかんねーよ、という人がいればこれらを観てみてはいかがでしょうか。
私もまだ観ていないので保証はできませんが…(笑)
 
 
 
前置きが長くなりましたが、今日はもう先週になってしまったIWFの後半を書いていきます。
 
 
●IoT・AR・ロボティクス・人工知能創るNEXTWORLD●
登壇者:堀江貴文、山海嘉之、小笠原治
 
<実際に実用化するための壁>
 研究をしている人は沢山いるが、実際に実用化し、社会に認められる(認可される)まで進められる人ってなかなかいないよね、という話。答えは簡単で、目的をちょっとずつ変えないとお金が確保できない、ということです。国にしても企業にしても、2回も3回も同じ目的で投資はできないですよね…。
 
それを実現した山海さんも「予算申請の書類はとっても気を遣う」と何度も言っていました。
 
実用化をクリアしても、認可作業もなかなか厳しいらしく、ロボットスーツの利用に保険を付けるために薬事法を通す時の条件確認、『ロボットを誤って舐めた場合の副作用』を聞かれたらしく、しょうもないアメリカの裁判を彷彿とさせますね。。。
 
 
<パーソナルモビリティとオンライン大学院>
堀江さんの「今は1人を運ぶために4人乗りに乗っている。1人用移動モビリティが出来れば非常に大きなビジネスになると思うんです」を発端にパーソナルモビリティの話。
ただ、パーソナルモビリティってイマイチ普及していなくて、ブレイクスルーをするためには「デザインが斬新」かつ「全力で技術をゴリゴリに押し込んだスペック」というのが必要らしく、確かに初期のiPhoneもデザインだけじゃなく、あの小さな端末なのに結構なハイスペックだったと思います。
 
<今後の実用化の手段>
最後は今後の実用化について。
 
山海「最近は小コストでも実用化を実現できるプラットフォームが整ってきている。そろそろそういう時代がきていると思いますね」
 
堀江「学生の頃って毎月10万円を支払って勉強して、社会人になると急に20万円が貰える、このギャップってなんだと考えていて、オンラインサウンドがそこを埋めるものだと思うんですよ。もっと簡単に研究、実用化ができる場が必要なんですよ。」
 
小笠原「システムの利用料を学費に含めていつでも大規模なシステムを使えるような、オンラインサロンと大学院を混ぜたような通信学校をDMM.make AKIBAに建てようと思っているんですよ、来年開校予定です」
(マジか…!)
 
堀江「まさにそれですよ。あ、是非工学部持たせてください」
(いきなり交渉…?)
 
小笠原「お、いいですね」
(そして決まったー!w)
 
みたいな感じで、若干会場をおいていきつつ、来年開校予定のオンライン大学院の話が目の前でまとまって行きました。やっぱり実用化ってビジネスなので企業からするとハードルが高いんですよね。
そこに目を付けたのがKickStarterで、アイデアを伝えて資金をマスからも集めて実用化するっていう動きが出てますね。これからはよりこういう、実用化の軽い開発手法が出てくると思いますね。
 
というか、開発のPFを共用して実際の実用化コストを低くしようっていう考えが、まさにDMM.mnake AKIBAそのものですね…笑
 
 
●メディア革命の時代●
 
<メディアの覇権を握るのはネットかマスメディアか>
・最近の番組は『電波少年』みたいな視聴者の想像をこえる(裏切る)、見ていないと何するかわからない番組が減ってきている
・テレビ用のコンテンツは電波に乗せて流す、ネット用のコンテンツはWEBで流すという考え方が古い
・テレビジャーナリズムとニュースは違う。テレビジャーナリズムはテレビが伝えるべき情報であり、ニュースは視聴者が関心がある情報
・テレビでドラマをみるよりネットで先に流した方がいいのでは(夏野)
 
夏野さんも言っていましたが、政治家とかはテレビの影響力がまだ強いと思っている人が結構いるかもしれませんが、実際はかなりテレビって観ている人は少ないと思いますね。
そういう意味でもテレビの影響力はどんどん小さくなってきてはいますね。
あるかどうかはわかりませんが、偏向というか偏った放送が多いようにも見えるのも原因なのかもしれないですね。
 
ちなみに、夏野さんは今まで結構沢山テレビに出られてますが、テレビに出た際に「NGな話題」を指定されたことは、1回を除いてないって言ってました。
その1回って言うのが、今年の初めにあった、あるアイドル騒動だそう。あの時には事務所の名前はNGだから、って言われたそうです。ホント本気だしたらその辺のテレビ局の部長クラスとかでも簡単にクビに持っていけそうですね。。。
 
口は災いのもととはよく言ったもの。
 
 
ということで、みなさんも発言には気をつけましょう(*´艸`*)
 
おしまい。

DIGITAL DIVERZ 5/21〜5/28

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エロにより技術が発展し、技術によりサブカルチャーが進化し、そして

やがてはサブカルチャーがエロに吸収される。

 

 

そんな好循環な世界をみたい。

 

こんばんは、ろきです。

 

今日は先日書いたIWF2016の続き、、、ではなく面白そうなイベントの紹介です。

主催はHACKistというアートとテクノロジーを融合させ、人の5感を刺激するコンテンツを提供しているクリエイティブ集団。

 

[ 開催概要 ]

DIGITAL DIVERZ

www.hackist.jp

 

[ 場所]

Galaxy 銀河系

www.thegalaxy.jp

 

[ 料金]

なんと無料!

 

そう、なんとこのイベント参加するだけなら無料なんです。

※オープニング&クロージングライブ除く

 

このイベントのオススメは?と聞かれても、正直わかりません

 

ただ、HPで、「プロトタイピングをひたすら繰り返す」とか謳ってるんで、

体感できるようなイベントになっていそうな気がします。

 

今週は無理っぽいので、来週の土曜か日曜に行こうと思っているので、

これを見た方で興味があれば言ってみてはいかがでしょうか。

 

 

end

 

IWF2016 備忘録①〜TALK SESSION編その1〜

こんばんは、ろきです。
 
書く記事は決まっていたものの、ブログ2つ目の記事としては重いので書けなかったヤツを書いて行きます。
 
 
とりあえず、このブログの趣旨として「テクノロジーとサブカル(音楽、アニメ)の融合ってもっと面白くなっていくんじゃね?」辺りをメインに書いていけたらと思ってます。
 
 
んで、今回取り上げるのは、IWFこと「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2016」。
これはJ-WAVEっていうFMラジオと筑波大学が連携してテクノロジーと音楽の融合をテーマに色んな人を招いてやっちゃおう!科学技術大臣会合が翌日にあるし、前夜祭としてやっちゃおう!
ってことで開催されたイベント、、、らしい。

 

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自分でもびっくりするくらいブレれてる・・・(笑)
 
 
 
ひとまず、備忘録代わりに聞いてきたトークセッションをご紹介しようと思う。
 
 
●SESSION1:テクノロジーが変える、現代アート・カルチャー最前線●
登壇者:森川亮さん、スプツニ子!さん、落合陽一さん
 
初めはスプツニ子!さんと落合さんの自己紹介で幕開け。
 
スプツニ子さんは、蚕を遺伝子操作する事で蚕の目の色を変えたり意図の強度を変えたりする研究をやっていて、神話とか都市伝説をテクノロジーで実現したい、って言ってた。
 
一方、落合さんは、波長を使って空中にモノを浮かせたり、フェムト秒っていう物凄い短い時間にプラズマを発生させることで触れる光(というかプラズマ)を実現したりする研究をしていて、映像と物質、人と機械っていう境界をテクノロジーで超えたい、ってことを言っていた。
 
 
今回のテーマは『アートとテクノロジー』
 
現代だとアートもテクノロジーも社会に感動を与えるようになっているけど、過去はアートがその分野のメインだったらしい。で、アートってコストがとてもかかるけど、海外(特にNYとか)は格差社会なのでウン億円とかでも○○の絵なら欲しい!ってのがある。ただ、日本は総中流社会なのであんまりそういうことがない。
その流れが今はテクノロジーにも来ていて、テクノロジーを使った作品に対して1億とか2億とかなら欲しい人がいる(かもしれない)ってことになっているらしい(欲しいって言ってるのはモチロン海外の人だが)
 
 
<アートとは?>
ここからがちょっと面白い話で、
「アート」って一口で言っても、高校教育のせいで絵を描くのがアートと思っている人が多い。
ただ、どうやらつくばでは、
「高校までのアートと大学でのアートは全く違う。どれくらい違うかと言えば、180度首をねじられて骨を折られるくらい違う。そういう事を一番初めの授業で教える」
 
らしい。(美術の才能が鉛筆の芯くらいしかないのでホント受けてみたい)
 
 
また、西洋だとアートは7つに分けているらしい(始めて知った)。美術関連の想定問答として「じゃあ8つ目のアートは何か?」っていうのがよく問題になるらしい。
(スプツニ子!さんが当時答えたのは「人」。う〜んこれは自分は答えらない)
 
落合さん曰く、8つ目はアニメ、漫画、ゲームという、マスプロダクションから出てきた文化が8つ目のグループに来て、9つ目はコンテンツから離れた、あえて定義が曖昧なメディアアートってのが入ってくる。
 
 
<研究学園都市に期待することは?>
スプツニ子さんの悩みは
  「変態を入れたいのに入れられない」
らしい。どうやらMITメディアラボって終身雇用制度があるため、お偉方によっては中々突飛な人材はハマらないそう。教員の首はいつでも切れるような状態にした方が組織が活性化するってお話があったがこれは、その通りかと思う。
終身雇用なんていう危機感がない職場にモチベーションが生まれるなんて中々思えないよね。
 
あと、MITの人は何かモノを作る時は、自分で触ってみる、ってよりリサーチしてリサーチして作れる人を捜して会いにいくらしい。海を超えた国でまさか「餅は餅屋」の精神を感じるとは…
 
 
それにしても、この2人は視野が広いし知識多いので展開が早くて面白い。
30分がホントあっという間だった。
 
 
●SESSION2:アニメビジネスのINNOVATION●
登壇者:夏目浩一郎
 
このセッションも凄く聞きたかったが、落合さんのサイン会なるものが開かれるということで急いで向かったもののまぁ人が多い…30分以上待ってようやくサインしてもらった時には既に公演の半分が終わってるという…
 
まぁ後半のみ書いていきますよ。。。
後半は市場規模のデータと海外のアニメ関連イベントの拡大がメインであんまり内容がなかっ…いやいやそんなことないですよ。
 
・ネット配信の市場は2014年で400億円程度。ただやっぱりネットの違法配信のせいで結構な数のレンタル屋が潰れているらしい。
・アニメブームの拡大として、国内イベント(監督やスタッフキャストのイベント)や音楽イベント(ライブ)の増加、2.5次元ミュージカル(テニミュとか)、アニメフェス(AnimeJapan)、物販フェス(ワンフェス)、聖地巡礼(アニメツーリズム)…
みたいなのがあってかなり広がりは見せてる。
 
海外でも
シンガポールのではAnime Festival Asia では8万人を動員
 (何故か海外でアニメフェスを行うと刀の物販があり、結構な人が買って行くらしい(笑))
・パリのJapanFesでは4日間で20万人を動員
と市場が拡大してるみたいだが、アニメ関連の市場規模はここ数年、ドルベースだと変わっていないらしい。どうやら、90年代にセーラームーンポケモンでバブルになったが、金融危機でアニメの枠が取れなくなりかなり影響を受けたらしい。
 
確かに最近はアニメが成功すると、劇場版だけじゃなく、イベントやライブ、物販、町興しとかに拡大できるようになってきている。ただ、ここ数年はライブや聖地巡礼、コラボ自体がメインのアニメも増えてきてる。
良い悪い、じゃなくアニメの向こう側の意図が見えちゃうと冷めるよね。
 
 
SHIROBAKOの岩田光央さん演じる稲浪音響も
「政治的なキャスティングは必ずバレる、そしてそれが作品のプラスになることはない」
って言ってる通り、政治的じゃなくてもアニメを良くしたい、意外の目的が透けると面白くはなくなるよね、という話。
 
 
今週の月曜頃にAbemaTVでSHIROBAKO一挙放送をやってて、
(13時から朝方までぶっ通しってバカか…って思いましたが)
要は、
 
SHIROBAKOのBlu-Ray BOXはいつになったら出るんですか!?
 
ってこと。
 
 
トークセッションの後半は次回〜
 
 
end