ろきろぐ

NFT、投資、テクノロジー、農業等を書きなぐるチラシの裏

IWF2016 備忘録①〜TALK SESSION編その1〜

こんばんは、ろきです。
 
書く記事は決まっていたものの、ブログ2つ目の記事としては重いので書けなかったヤツを書いて行きます。
 
 
とりあえず、このブログの趣旨として「テクノロジーとサブカル(音楽、アニメ)の融合ってもっと面白くなっていくんじゃね?」辺りをメインに書いていけたらと思ってます。
 
 
んで、今回取り上げるのは、IWFこと「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2016」。
これはJ-WAVEっていうFMラジオと筑波大学が連携してテクノロジーと音楽の融合をテーマに色んな人を招いてやっちゃおう!科学技術大臣会合が翌日にあるし、前夜祭としてやっちゃおう!
ってことで開催されたイベント、、、らしい。

 

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自分でもびっくりするくらいブレれてる・・・(笑)
 
 
 
ひとまず、備忘録代わりに聞いてきたトークセッションをご紹介しようと思う。
 
 
●SESSION1:テクノロジーが変える、現代アート・カルチャー最前線●
登壇者:森川亮さん、スプツニ子!さん、落合陽一さん
 
初めはスプツニ子!さんと落合さんの自己紹介で幕開け。
 
スプツニ子さんは、蚕を遺伝子操作する事で蚕の目の色を変えたり意図の強度を変えたりする研究をやっていて、神話とか都市伝説をテクノロジーで実現したい、って言ってた。
 
一方、落合さんは、波長を使って空中にモノを浮かせたり、フェムト秒っていう物凄い短い時間にプラズマを発生させることで触れる光(というかプラズマ)を実現したりする研究をしていて、映像と物質、人と機械っていう境界をテクノロジーで超えたい、ってことを言っていた。
 
 
今回のテーマは『アートとテクノロジー』
 
現代だとアートもテクノロジーも社会に感動を与えるようになっているけど、過去はアートがその分野のメインだったらしい。で、アートってコストがとてもかかるけど、海外(特にNYとか)は格差社会なのでウン億円とかでも○○の絵なら欲しい!ってのがある。ただ、日本は総中流社会なのであんまりそういうことがない。
その流れが今はテクノロジーにも来ていて、テクノロジーを使った作品に対して1億とか2億とかなら欲しい人がいる(かもしれない)ってことになっているらしい(欲しいって言ってるのはモチロン海外の人だが)
 
 
<アートとは?>
ここからがちょっと面白い話で、
「アート」って一口で言っても、高校教育のせいで絵を描くのがアートと思っている人が多い。
ただ、どうやらつくばでは、
「高校までのアートと大学でのアートは全く違う。どれくらい違うかと言えば、180度首をねじられて骨を折られるくらい違う。そういう事を一番初めの授業で教える」
 
らしい。(美術の才能が鉛筆の芯くらいしかないのでホント受けてみたい)
 
 
また、西洋だとアートは7つに分けているらしい(始めて知った)。美術関連の想定問答として「じゃあ8つ目のアートは何か?」っていうのがよく問題になるらしい。
(スプツニ子!さんが当時答えたのは「人」。う〜んこれは自分は答えらない)
 
落合さん曰く、8つ目はアニメ、漫画、ゲームという、マスプロダクションから出てきた文化が8つ目のグループに来て、9つ目はコンテンツから離れた、あえて定義が曖昧なメディアアートってのが入ってくる。
 
 
<研究学園都市に期待することは?>
スプツニ子さんの悩みは
  「変態を入れたいのに入れられない」
らしい。どうやらMITメディアラボって終身雇用制度があるため、お偉方によっては中々突飛な人材はハマらないそう。教員の首はいつでも切れるような状態にした方が組織が活性化するってお話があったがこれは、その通りかと思う。
終身雇用なんていう危機感がない職場にモチベーションが生まれるなんて中々思えないよね。
 
あと、MITの人は何かモノを作る時は、自分で触ってみる、ってよりリサーチしてリサーチして作れる人を捜して会いにいくらしい。海を超えた国でまさか「餅は餅屋」の精神を感じるとは…
 
 
それにしても、この2人は視野が広いし知識多いので展開が早くて面白い。
30分がホントあっという間だった。
 
 
●SESSION2:アニメビジネスのINNOVATION●
登壇者:夏目浩一郎
 
このセッションも凄く聞きたかったが、落合さんのサイン会なるものが開かれるということで急いで向かったもののまぁ人が多い…30分以上待ってようやくサインしてもらった時には既に公演の半分が終わってるという…
 
まぁ後半のみ書いていきますよ。。。
後半は市場規模のデータと海外のアニメ関連イベントの拡大がメインであんまり内容がなかっ…いやいやそんなことないですよ。
 
・ネット配信の市場は2014年で400億円程度。ただやっぱりネットの違法配信のせいで結構な数のレンタル屋が潰れているらしい。
・アニメブームの拡大として、国内イベント(監督やスタッフキャストのイベント)や音楽イベント(ライブ)の増加、2.5次元ミュージカル(テニミュとか)、アニメフェス(AnimeJapan)、物販フェス(ワンフェス)、聖地巡礼(アニメツーリズム)…
みたいなのがあってかなり広がりは見せてる。
 
海外でも
シンガポールのではAnime Festival Asia では8万人を動員
 (何故か海外でアニメフェスを行うと刀の物販があり、結構な人が買って行くらしい(笑))
・パリのJapanFesでは4日間で20万人を動員
と市場が拡大してるみたいだが、アニメ関連の市場規模はここ数年、ドルベースだと変わっていないらしい。どうやら、90年代にセーラームーンポケモンでバブルになったが、金融危機でアニメの枠が取れなくなりかなり影響を受けたらしい。
 
確かに最近はアニメが成功すると、劇場版だけじゃなく、イベントやライブ、物販、町興しとかに拡大できるようになってきている。ただ、ここ数年はライブや聖地巡礼、コラボ自体がメインのアニメも増えてきてる。
良い悪い、じゃなくアニメの向こう側の意図が見えちゃうと冷めるよね。
 
 
SHIROBAKOの岩田光央さん演じる稲浪音響も
「政治的なキャスティングは必ずバレる、そしてそれが作品のプラスになることはない」
って言ってる通り、政治的じゃなくてもアニメを良くしたい、意外の目的が透けると面白くはなくなるよね、という話。
 
 
今週の月曜頃にAbemaTVでSHIROBAKO一挙放送をやってて、
(13時から朝方までぶっ通しってバカか…って思いましたが)
要は、
 
SHIROBAKOのBlu-Ray BOXはいつになったら出るんですか!?
 
ってこと。
 
 
トークセッションの後半は次回〜
 
 
end